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準動詞の各単元の内容的関係について

お久しぶりです。
最近個人で久しぶりに英文法を教える機会があったので、
そこでの内容をこちらにも記録しておこうと思います。

タイトルには準動詞と書きましたが、
一般的にこの言葉はあまり使われていないと思います。
初めて聞く方も多いかもしれません。
僕自身は東進の講座で初めて聞いており、
以下の説明もその時の記憶を頼りにして今でも使っていますが、
もしかしたら一般的なものではないかもしれません。

私が準動詞という単語を使うとき、それは
①不定詞 ②動名詞 
③分詞 ④分詞構文 の4つの総称を意味しています。

文法的にはこれらは動詞を何らかの形で変形させて用いているものであり、
「本来の動詞に準ずるもの」もしくは「動詞のまがいもの」という意味で、
「準」という単語が使われています。

英文法の問題集では普通この①~④の順番で
配置されています。
(間に他の単元が入っていることもあります)

ここではその順番について異議を唱えるつもりはなく、
むしろ逆にテキスト通りの順番を推奨する理由を書いていきます。


①~④について、
それぞれ動詞を他のどのような品詞・あるいは品詞的用法に変換しているのか確認していきます。


①不定詞→名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法の3つです。

②動名詞→その名の通り名詞ですね。

③分詞→形容詞です。
分詞=形容詞の仲間と捉えられるかが理解の要だったりします。

④分詞構文→(※私の考えでは)副詞です。
書き換えが従属節であるところからも修飾語句としての扱いが妥当であり、
修飾対象が「明らかに」名詞以外に適用されるという所が根拠になります。


こうして見ると、
②~④が名詞・形容詞・副詞のそれぞれに特化した準動詞の単元であるのに対して、
①の不定詞は3つの品詞の用法をどれも持ち合わせており、
「動詞を名詞的に使う/形容詞的に使う/副詞的に使う」というそれぞれの意味で、
その後の単元の全体を先取り的にカバーする単元になっています。


もっとも、この不定詞とその他の準動詞の関係を考えると、
②~④を先に学習して①の不定詞を最後に学習するというのも悪くは無いと思うのですが、
動詞の選択(megafepsなど、目的語に取れる動詞の話です)やイディオム関係の問題で、
不定詞と動名詞は内容的に対比で覚えていく部分がありますので、

不定詞と動名詞を連続的に学習させるという観点を合わせて考えるならば、
今の順番で最適といってもいいと思います。

準動詞の各論に入ってしまうと長くなりすぎてしまうので、
今回はこの辺りとします。
ぜひこれを意識して準動詞を身につけていってもらえればと思います。
では!

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